火災の事例も!「非純正バッテリー」に注意

ニュースやCMでたびたび目にする家電製品の事故。近年増えているのが、非純正バッテリーによる火災です。「購入した製品を普通に使っていただけなのに…」と後悔しても、失ってしまったものはもう戻ってこないのです。ここでは事故の当事者とならないために注意すべき点をご紹介します。

急増するリチウムイオンバッテリー搭載製品の事故

スマートフォンやノートパソコンなどの電子機器だけでなく、電動工具や電動アシスト自転車など幅広い製品に使われているリチウムイオンバッテリー。身近にあふれているため普段気に掛けることは少ないのですが、使用の広がりとともに、製品事故も毎年増加しています。

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)によると、リチウムイオンバッテリー搭載製品の事故発生件数は近年増加傾向にあり、特に2018年から2019年にかけて急増。2014年と2019年の比較では、リチウムイオンバッテリー搭載製品の事故総数が98→335件、中でも非純正リチウムイオンバッテリーによる事故総数に至っては4→52件と激増しています。非純正バッテリーに関しては、特に充電式電動工具や充電式電気掃除機に関する事故が増えているそうです。

こんな製品も…非純正バッテリーの罠

非純正バッテリーはその名の通り、事業者の指定する純正品ではないバッテリーのことです。非純正品は一般的に価格が安く、インターネット通販等で複数の製品を比べた際に目にとまりやすい傾向があります。「同じように使えるなら、より価格の安いものを」と考えるのは消費者心理として自然なこと。
しかし、純正品が製品本体と純正バッテリーの組み合わせで安全に動作するよう設計されているのに対し、非純正品は使用にこそ耐えるものの、ものによっては安全面や品質面が十分に確保されていない可能性があるのです。

NITEによれば、非純正バッテリーの事故は初回充電時や購入後1年未満に多く発生しています。「充電できない」あるいは「以前使用していた時よりも熱くなる」などの異常がみられた場合は、すみやかに使用を中止し、販売事業者または製造・輸入事業者に相談するようにしましょう。そのためにも、バッテリーへの充電は就寝中や不在時を避け、なるべく人がいる時に行うことが大事です。

「純正品」であっても注意は必要

非純正品に注意!とここまで述べてきましたが、実は純正品であったとしても、インターネットオークションやフリマサイトにて安く購入“できた”ものは同じく警戒が必要です。特に中古で激安になっている製品は、どのような環境下で使用・保管されていたのか、想像もつきません。
使用状況によって、劣化が進んで思いのほか早く故障してしまう可能性もあり、見た目だけでそれを判断することは電気製品の場合困難です。決してオススメはしませんが、もし購入するのであれば本来の価格と比較しながら様々な可能性を考慮しましょう。

常に頭にとどめておくべきこと「安さには理由がある」

安い製品を購入し一時的に得をした気分になっても、それが原因で火災にでもなってしまえば「安物買いの銭失い」という言葉では済みません。安さには安さの理由があります。製品選びで間違わないためにも、このことは常に頭にとどめておいてください。