自撮りもweb会議も。「リングライト」で素敵に演出

テレワークの普及により、オンライン会議などモニターを介して会話をする機会が増えました。しかし、画面映りで顔色が悪かったりすると「暗い印象を与えてしまう」と気になる人も多いのではないでしょうか。
そこで今、撮影用のリングライトに注目が集まっています。今回はそんなリングライトを選ぶ際の、いくつかのポイントをご紹介します。

ところでリングライトって?

リングライトとは丸いLEDライトで、動画や写真撮影などに使う照明器具です。リングの内側にカメラやスマートフォンなどを置いて使用すると、自然に周りを明るくすることができます。
最近ではテレワークやオンライン会議、またはオンライン飲み会などで、自分の姿をよりキレイに見せるために使用する人が増えています。

大きさ(直径)はどのくらい?

リングライトのサイズは大小さまざま。スマートフォンでの自撮り用といえる小型のものだと直径は16cm程度から。こちらは近い距離での撮影に向いており、持ちながらの撮影も可能です。
大型のものだと直径26cmというものもあります。パソコンなどではこちらがオススメです。なかには直径40cmというビッグサイズもあり、より強い光を得ることができます。

リングライトの選び方

リングライトを選ぶ際に重要なのは以下の3つです。
まずは色の調整が何段階なのか。
リングライトには、照明の色が選べないもの、2段階のもの、3段階のものなどがあります。照明の色には「電球色」「温白色」「白色」「昼白色」「昼光色」があります。「昼白色」「昼光色」のように青みがかると冷たいクールな印象に、「電球色」のように赤みがかると優しい印象になります。

次に明るさ。とくに調節機能はとても重要です。撮影する場所や時間帯などによってどうしても影響を受けてしまい、見映えにも大きく影響します。基本的には、ライトは大きいほどに明るさも強くなります。明るすぎてもコントラストがきつくなり、表情も険しい印象になるので注意が必要です。

ソフトなカメラ映りを意識するなら、ライトがむき出しになっておらずカバーや布に包まれているものを選びましょう。光が柔らかくなります。専門用語で照明の上にかぶせる白い布のことを「ソフトボックス」と呼び、別売りで買うこともできます。

設置方法は?

リングライトの設置については、三脚のスタンドタイプと挟んで固定するクリップタイプの2種類があります。
スタンドタイプは三脚でスマートフォンやタブレットを固定するタイプ。パソコンを使う場合は、自分から見てパソコンの後ろに置いて使用します。なお、三脚は2メートル程度まで伸縮可能です。
クリップタイプは机に挟んだり、あるいはスマートフォンやパソコン、タブレットなどに直接挟んだりして使用するタイプ。コンパクトゆえに場所を選ばず使えるのが利点です。

電源は?リモコンは?

電源はUSBを使った充電式が多いので、どこでも気軽に使えます。なかには使用しながら充電できるバッテリータイプもあります。リモコンが付いていると、使いながらリモコンを使用して光源を選び、明るさを調節することが可能なので便利です。Bluetooth対応だとより使いやすいので、購入の際はリモコンの有無をチェックしましょう。

ライトの当て方

やはり重要なのは、カメラ越しの相手からどう見えるかです。
ライトを照らす角度は、プロのカメラマンが撮影する際の照明位置にも表れているように、斜め上からにすることが一つのポイント。正面から照らすと目の中にリングライトの輪っかが入ってしまうので注意が必要です。これは芸能人などが撮影でやるテクニックの一つなのですが、一般の人がWeb会議等でやると“決まりすぎ”で不自然さにつながってしまうかもしれません。
自然光などの光源がある場合は、その反対側から顔を照らす形で影の部分を明るくすると良いでしょう。強い、くっきりとした光を当てることは「ハードライト」といって陰影が大きく出ます。きりっとして見える一方で、人によっては疲れているように見えてしまう場合も。反対に、リングライトにカバーをかぶせると柔らかい優しい光になります。このように、影の印象を薄くするか強くするかで明るさをコントロールすることができます。
オススメは、2つのライトを用意して左右両斜め前から当てる形。昼でも夜でも安定したライティングを確保できます。ちなみに、眼鏡をかけている人はライトを正面に置くと眼鏡に光が映ってしまうので注意しましょう。

まとめ

ここまでリングライトを選ぶ際のポイントをご紹介しましたが、とにかく種類が多いので焦らずにじっくり選びましょう。もちろん機能面だけではなく価格も重要です。
使用場所・目的などを考慮し、自分に合ったリングライトを用意できれば、画面越しのオンライン対面にも自信が持てるようになるのでは。

PAGE TOP